主婦、ママさんに宅建士資格取得をオススメする理由
主婦、ママさんに宅建士資格の取得をオススメする理由を紹介します。
福岡の不動産鑑定士、宅建士、不動産オトンコンサルティング福岡の片江宏典です。
結婚出産等を経て今後の人生をどうしていくかを考えられている女性のみなさまへのメッセージです。
目次
1.再就職に有利
2.不動産業界には女性がもっと必要
3.独立開業も可能
4.宅建士試験の合格を目指される皆さまへ
1.再就職に有利
宅建業法では、宅建業者は「事務所ごとに最低1名の宅建士を配置し、従業員5人ごとに1人の宅建士を維持しなければならない」という宅建士の設置義務が規定されています。
宅建業法の本質は「一般市民である購入者等と宅建業者等との情報格差を埋めて消費者を保護すること」なのですが、この事務所要件は専門的な知識を有し、安全な取引を実現でき、責任も重い宅建士を多く設置することが、宅建業全体の信用を向上させ、消費者保護に繋がることから規定されているのです。
また、宅建業者の数は年々増加傾向にあり、支店等を出店する業務拡大には宅建士の確保が必須条件です。
このため、宅建士資格者の求人は常に多く、新卒ではない女性やシングルマザー方の正社員としての雇用も当然あります。
また、パートやアルバイトとしての主婦の方の雇用もあり、不動産の経験がなくても、社会人としてのブランクがあっても関係ありません。
私の妻も妊娠時のつわりが重かったことを機に一旦専業主婦となりました。
妻は元々仕事を通じて社会とのつながりをもつことを大切にしていたため、正社員としての再就職を目指しましたが希望する職種の求人はなく、結局事務職パートでの再就職となりました。
今では私が独立開業し兼業主夫となりましたので、転職活動の上希望する職種の正社員となることができましたが、就職活動はかなり苦労しました。
妻自身、不動産や宅建士に興味がなかったこともありますが、もし不動産に興味がある方なら、宅建士資格の取得は本当に再就職に向いています。
国家資格でもあり、長期的に人生のキャリアを築いていくことが可能です。
2.不動産業界には女性がもっと必要
不動産業界には依然として「怖い、だまされそう」といったネガティブなイメージが残っています。
私は業界全体としてこの悪いイメージを払拭することが今後の不動産業に最も必要なことであると考えています。
不動産は基幹産業である「衣・食・住」の一つであり誰もが関わるものです。
にもかかわらず怖いイメージが残るのはその金額の大きさにもあるかもしれませんが、男性が多くを占めていたこれまでの業界の状況にもよると考えています。
女性、特に様々な人生経験をお持ちの主婦やママ、シングルマザーの方々が不動産業に携わると女性目線での不動産の仲介ができます。
「防犯面を重視した不動産探し」、「子育て目線での不動産探し」、これらは特に女性の宅建士の独壇場になるのではとも思います。
また、こつこつ真面目に勉強をされる女性は専門性を常に磨いていかなくてはいけない宅建士にぴったりだと思います。
私自身、自分の事業を通じて自分の周りの世界をめちゃくちゃ元気にしたいという志で日々活動しておりますが、女性がもっと不動産業界で活躍すればそんな世界に近づくはずであると信じて、この記事を書いています。
3.独立開業も可能
当たり前ですが、経験を積んで資金が集まれば不動産業者としての独立開業も可能です。
女性が社長の不動産会社は最近どんどん増えてきており、社会から求められていると実感します。
あとは様々な経験から生まれた志に基づくサービスがあれば他との差別化となり、どんどん社会の役に立って持続可能な企業となる可能性が上がります。
そんな不動産会社がたくさん生まれることを応援したいと考えています。
4.宅建士試験の合格を目指されている皆さまへ
そのためには宅建士試験の合格が第一歩です。
皆さまには先ほどもふれた「本質」と暗記を相互に行き来しながら勉強に取り組んでいただければと思います。
将来実務に取り組む際、本質を知っていることがお客様からの信頼を得て、活躍していく秘訣だからです。
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