旅による息子の成長「熊本で初めての馬刺し」
先日、家族で熊本を訪れた時のことです。
観光を楽しんだ後、地元の名物であるあか牛丼やだご汁、馬刺しを食べに行きました。
実は息子にとって馬刺しは初体験だったので、少し心配しましたが、思いのほかすんなりと口に運びました。
口にした瞬間、「美味しい!」と驚きの表情を浮かべ、それからは私の分までどんどん食べ始め、すっかり虜になってしまったようです。
もともと息子は食に対してあまり興味がなく、好き嫌いも多い方です。
それが、旅先で新しい味に触れるたびに、少しずつ食べられるものが増えてきています。
青森を訪れたときには魚の刺身に挑戦し、新鮮な美味しさに目を輝かせていました。
鹿児島では、普段あまり進んで食べない焼肉も「これなら食べられる!」と嬉しそうに口にしていました。
こうして、旅を通じて息子が新しい食べ物に挑戦する姿を見ると、親として成長を感じます。
日常の中では「嫌い」、「怖い」と拒んでいたものも、旅先では好奇心が勝つのか、勇気を持って食べてみる姿に頼もしささえ感じるようになりました。
食べられるものが増えるたびに、自信も少しずつ芽生えているのかもしれません。
旅は、ただ景色や文化を楽しむだけでなく、こうした小さな成長のきっかけもくれるのだなと感じます。
私自身、家族と一緒に新しい体験を共有しながら、成長の瞬間に立ち会えることがとても嬉しいです。
これからも息子と一緒に旅を重ね、まだ見ぬ味や体験を通じて、息子がさらに広い世界を感じられるような機会を増やしていけたらと思います。