名古屋で学んだ未来を繋ぐまちづくり
福岡市西区の不動産会社、(株)不動産オトンコンサルティング福岡の片江宏典です。
11月11日に、名古屋を訪れました。
この日は、名古屋商工会議所の若鯱会が開催する会合に、福岡商工会議所の福商ビジネス倶楽部の一員としてゲスト参加させていただきました。
活気あふれる名古屋の皆さんと交流しながら、多くの学びと気づきを得た一日になったと思います。
会合で学んだのは、「SRTによる、まちづくり」。
SRTとは、Smart Roadway Transitの略で、新しい連接バスです。
連接バスは福岡市にもありますが、名古屋では単なる移動手段に留まらず、街の活性化や人々の交流を生み出す「動く拠点」として考えられているようです。
ワークショップ形式で行われたチームごとのディスカッションでは、停車する乗降スペースや待合空間を活用し、歩道の休憩施設や沿道の建物と提携し、憩いや賑わいのスペースを創出するアイデアを出し合いました。
印象的だったのは、こうした議論が進める中で名古屋の方々が見せた積極的な姿勢です。
「まちづくり」とは単に街を便利にすることではなく、人と人とが自然に繋がる場所や空間を生むこと。
彼らの言葉や行動からは、その思いが強く感じられました。
この取り組みで改めて思うのは、まちづくりが抱える社会的課題との深い関わりです。
核家族化が進む中、独居老人の孤独が問題としてクローズアップされるようになってきました。
誰もが孤立せず、地域で見守っていく社会をつくるためには、こうした繋がりを意識的に生み出していく必要があります。
弊社も不動産会社として社会課題の解決に一助となるべく活動を続けていきます。